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地域からの声 守っていますか?観光マナー
地域からの声 地域の取り組み

※ 市町村名や記載内容はしおり発行当時(平成14年度)のままとなっております。

緑の森も清らかな川も、そこに住む多くの動植物と共に生命の循環を繰り返しています。
身勝手な人間の行為によって自然破壊が進めば、人々の生活環境をもおびやかすことになります。
訪れた土地の美しい自然や文化をそこなわないよう、観光マナーを守りましょう。
 山間の暮らしでは、山菜で家計を支えている人々がいます。 田畑のボタに残る各種の山菜に気遣いながら農作業をしたり、ワサビや木の実も必要以上に採取しないといった暗黙のルールを守り、生活を営んできました。
  近年は田舎暮らしへの憧れやグルメブーム等により、山菜採取を目的とする来訪者が急増しました。さらには、何も知らずに希少植物を採取する人もいます。 こうしたことから、ササユリなども山から姿を消しつつあります。また里山はもとより、国立公園内にまで気ままに足を踏み入れるといったケースが多く見受けられ、マナーとルールの厳守が叫ばれています。
 すべての野山には持ち主が存在します。来訪者が「天然のナメコ」や「天然のワサビ」と思って採った植物が、実は人が手をかけて栽培していたものだったという事例も少なくありません。
  岐阜県宮村では、昭和50年から神通川水系の最上流にある宮川の釜屋敷地区で、ミズバショウの植栽を開始。 住民が大切に見守り続け、順調に株数を増やしてきました。 95年からは村内のボランティア団体「宮村桜を守る会」が中心となって雑草の除去や、遊歩道の設置などを進め、保護や育成にあたってきました。
   その甲斐あって、花期には高さ50〜60センチの大株の花が咲き乱れる名所となりましたが、盗掘の恐れがあるため、あえて観光PRをすることもなく、自然を愛する人だけが楽しむ村の秘境となっていました。
 しかし、平成14年の春に100株ほどのミズバショウが、心無い人の手によって盗掘されていることが判明。スコップなどで根こそぎにされ、残っていたのは10数株という無惨な事件が発生しました。
 
 富山県城端町の桜ヶ池は、谷川をせき止めてつくった人造湖であり、かつてはコイやフナなどが生息していましたが、ブラックバスの密放流によって昭和50年代から数年間のうちに、大量の外来魚が生息する湖となりました。
 平成13年、城端町では「桜ヶ池魚類生息環境検討委員会」を設け、専門家や地元住民、バス愛好家なども交えて、桜ヶ池全体の保全と利活用の検討を進めました。
 その結果、桜ヶ池を“四季の移ろいを楽しめる親水空間”とすることを目指し、桜ヶ池の歴史とともに親しまれてきた在来魚を基本に、自然との共生が図れる魚類の生息条件を整備することを決定しました。 しかし、現在でもブラックバスの駆除と密放流をなくし、四季を通して誰もが自然とふれあえる環境を育てていきたいものです。
 「おわら風の盆」は、八尾に暮らす人々が大切に守り育んできた、町民の生命ともいうべき特別な存在です。しかし、近年はマスコミ等の影響により、山あいの小さな町のお祭りに、全国から30万人もの人々が訪れます。
 風の盆は、本来地元の人々の間でひっそりと行われる行事でしたが、予想をはるかに超える観光客を迎えることで祭りは混雑を極め、さまざまな問題が生じています。
 なかでも、毎年取り沙汰されるのが、ゴミのポイ捨てです。駐車場もちろん、民間の敷地内など、町のあちこちに置き捨てられた空き缶やペットボトル、弁当の残骸、タバコの吸殻・・・・・・。 早朝にボランティアの手によって回収されるゴミは、創造を絶する量です。観光客のマナーの悪さは、子どもたちの“おわら”を守り育てる使命感を阻害しています。
 岐阜県宮村の運営するキャンプサイト「夏石広場」は平成2年に河川改修事業の一環として整備された地区で、地元住民が自然体験の場として活用してきました。
 宮川の源流部に位置するこのキャンプサイトは、水質汚染の懸念があったため、宣伝活動を一切してきませんでしたが、無料で豊かな自然と清流が満喫できる好条件が口コミで広がり、年々利用者が増え続け、年間約5000人が利用するまでになりました。 しかし、花火や弁当の残飯、人糞までも放置する利用者のマナーの悪さに、村では頭を抱えていました。
 その対応策として、清掃作業員を配置し、景観整備にも努めてきましたが、神通川源流かつ、高山市の水源である宮村にキャンプ場は不必要であると村は判断。平成14年の夏、キャンプサイトの閉鎖を決定しました。

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